その日は プリントの内容なんか
頭に入ってこなかった。




答え合わせをしてもらったら
ほとんどが×だった・・・。




ここの塾でバイトしてる
大学生の佐々木先生が

「今日はなんか調子悪いね・・・
 どうかした??」

と心配してくれた。




「あ・・・いえ・・・
 とくになにも・・・。」




そんな曖昧な返事をした。




そのあとも こんな感じで
授業が終わってしまった。




たぶん ず~っと見つめていたかもしれない・・・。




頭の中はすでに その男子生徒のことで頭がいっぱいだった。




塾長や先生たちの会話から
その男子生徒の名前がわかった。




その男子生徒の名前は・・・・・