まったく、あいつらのせいで…
寝不足続きだ。
瀬戸内も下着泥棒も…
どっちもあたしの敵だ。
今日も遅刻しそうになるし、全然英語の予習してないし。
休み時間も珍しく黙々と勉強するあたし。
電子辞書を取り出して、英語の教科書を開いた。
「ねぇ、知ってる?
瀬戸内くんと牧村さん、付き合ってるらしいよ」
「えぇっ…?マジで?」
なんか今、瀬戸内と牧村って聞こえたような…
あたしの後ろでヒソヒソ話す女子の会話に耳を立てる。
「この前、肝だめしやったじゃん…
あの時、二人で手つないでたんだよ」
「マジで…?あたし、見てない!」
「でさ、帰りのバスも隣に座ってて…
牧村さん、瀬戸内くんに寄りかかって眠ってたの」
「えぇっ…?そん時から付き合ってるの?」
ちょっと、ちょっと…
お姉さんたち、
興奮してどんどん声大きくなってるんですが…
全部筒抜けですよ。
寝不足続きだ。
瀬戸内も下着泥棒も…
どっちもあたしの敵だ。
今日も遅刻しそうになるし、全然英語の予習してないし。
休み時間も珍しく黙々と勉強するあたし。
電子辞書を取り出して、英語の教科書を開いた。
「ねぇ、知ってる?
瀬戸内くんと牧村さん、付き合ってるらしいよ」
「えぇっ…?マジで?」
なんか今、瀬戸内と牧村って聞こえたような…
あたしの後ろでヒソヒソ話す女子の会話に耳を立てる。
「この前、肝だめしやったじゃん…
あの時、二人で手つないでたんだよ」
「マジで…?あたし、見てない!」
「でさ、帰りのバスも隣に座ってて…
牧村さん、瀬戸内くんに寄りかかって眠ってたの」
「えぇっ…?そん時から付き合ってるの?」
ちょっと、ちょっと…
お姉さんたち、
興奮してどんどん声大きくなってるんですが…
全部筒抜けですよ。



