「瀬戸内、ちょっといい…?」

あたしは親指で廊下を指差した。

「ん…?
ここじゃ、話せないのか?」

瀬戸内はめんどくさそうに視線を上げる。



「いいからちょっと来なさいよ…」

あたしは瀬戸内の学ランの袖をつかんで、無理矢理廊下へ引きずり出した。



「朝っぱらから何だよ…」

「昨日、また出たの」

あたしは周りに人気がないことを確認してから言った。



「下着泥棒…」