♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「まだだってさ。
これから付き合うのかよ?」

いかにも軽そうな男子どもが、目を合わせてニヤニヤ笑ってる。

「違います!これから先も絶対あり得ない」

ブチ切れたあたしは、はっきり言い切った。

「瀬戸内なんかと付き合うわけないじゃん」

瀬戸内はいつも通りクールな様子で見てる。

あたしは瀬戸内をにらみつけてから、研修施設に向かってズンズン歩いていく。



「美月、待って…!」