「あんた…覚えてんの?」
今ので、トキメキが全部ふっ飛んだ。
「女が一人で男子寮入るって、頭おかしいだろ」
「違うってば!あれは、女子寮に入ってきた下着泥棒がいたの」
だんだんテンション上がってくるあたし。
「あたし、見たんだって。そいつが男子寮に逃げ込むの…」
「男子寮にそんなやついねぇよ」
「いや…間違いない。男子寮の中に犯人がいるんだから」
「そんな証拠あるのか…?勝手に決めつけんなよ」
「証拠はないけど…
今度来たら、絶対捕まえてやるんだから。覚えときなさいよ!」
興奮して、瀬戸内と手をつないでるの忘れてた。
仲良く手をつないだまま、口論してる男女が二人…
「あっ…美月、戻ってきた!」
可愛らしい声に、顔を上げる。
ゴール地点には、心配そうにあたしを待つ萌。
その後ろには、ニヤニヤしながらあたしたちを見ているクラスの仲間たち…
今ので、トキメキが全部ふっ飛んだ。
「女が一人で男子寮入るって、頭おかしいだろ」
「違うってば!あれは、女子寮に入ってきた下着泥棒がいたの」
だんだんテンション上がってくるあたし。
「あたし、見たんだって。そいつが男子寮に逃げ込むの…」
「男子寮にそんなやついねぇよ」
「いや…間違いない。男子寮の中に犯人がいるんだから」
「そんな証拠あるのか…?勝手に決めつけんなよ」
「証拠はないけど…
今度来たら、絶対捕まえてやるんだから。覚えときなさいよ!」
興奮して、瀬戸内と手をつないでるの忘れてた。
仲良く手をつないだまま、口論してる男女が二人…
「あっ…美月、戻ってきた!」
可愛らしい声に、顔を上げる。
ゴール地点には、心配そうにあたしを待つ萌。
その後ろには、ニヤニヤしながらあたしたちを見ているクラスの仲間たち…



