「おじゃまします…」

「あっ、美月!遅かったね」

ついに、土曜日。

愛菜の部屋には、萌がちょこんと座っている。



「あれっ、萌もだったの?」

「あたし、言ってなかったっけ?後もう一人いるよ」

かなり重要なことをサクッと言う愛菜。



「誰…?」

「今、瀬戸内と一緒に手伝ってくれてるんだけどさ…

まぁ、とりあえず座って!」

「うん…」

そっか…

愛菜は、萌の気持ち知らないんだ。

あたしは気まずさを隠して、萌の隣に座った。