「…え、あたし?」

いきなり話ふられても困るだろうけど…

あたしは愛菜の目を見て、カクカクうなずく。



「う~ん、なんだろな…」

斜め上を見て、話題を考えてる様子の愛菜。

あたしのせいで、申し訳ない…



「あっ、そうだ…
もうすぐ、あたしの誕生日なんだよね」

「…そ、そうだね」

愛菜の誕生日、すっかり忘れてた…

確か、今度の土曜日あたりだったはず。

「みんなでお祝いしてよ!」

「…う、うん」

上手く話を合わせて、うなずくあたし。

…で、みんなって誰のことだ?