♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

ふっと振り返って、無言でうなずく瀬戸内。

「そっか…」

うつむいて言葉を探すあたし。

「あんたには、見られたくなかったよ」

あたしは小さくつぶやいた。



「お前はどうなの?」

「えっ…?」

恐る恐る顔を上げる。

瀬戸内は思ってたより穏やかな表情だ。

「彩木のこと、どう思ってんの?」

「どうって…
別にどうも思ってないけど…」

瀬戸内の気持ちが、あたしにはわからない。

友達として、彩木の味方をしてるの?

それとも、他のこと期待していい?



何を言ってほしいのか、自分でもわかんない。

あたしは瀬戸内に視線を向けて、次の言葉を待っていた。