♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「もう一人は、寝てるのか?」

「はい」

ヤバイ…

焦って布団に深くもぐるあたし。

さりげなく動いたつもりが、ギシッと音を立ててしまった。

瀬戸内とおじさんの会話が止まる。



神様…

あたしは息を殺してギュッと目を閉じた。



「お前も早く寝なさい」

「はい…すみません」

そつなく返事する男子寮長。



「電気消すぞ」

パチッと電気を消すと、管理人は荒っぽくドアを閉めて出ていった。

管理人の足音が聞こえなくなるまで、耳を立てて気配をうかがうあたし。



「助かった…」

あたしは布団からガバッと起き上がった。