♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「おい、まだ起きてるのか?」

ガチャと扉を開けようとしたあたしの手が止まる。

廊下から聞こえるドスのきいた声に固まるあたし。



「…寮の管理人だ」

瀬戸内のほうが、反応が早かった。

そう言って、すぐに部屋の電気を消す瀬戸内。



「どうしよ…」


こんなん見つかったら、シャレにならない。

音を立てないようにドアから離れるあたし。



ートントン。

ドアをノックする音が響く。

「…開けなさい」



まずい…

二段ベッドの前まで下がったけど、隠れる場所が見つからない。

窓から脱出しようとしても、ここは二階だし。

あたしは瀬戸内と顔を見合わせて、息をのんだ。