♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「何…?」

ドアノブに手をかけ、立ち止まるあたし。

「お前、何か隠してない…?」

瀬戸内は何のことを言ってるんだろう。

あたしは背を向けたまま答えた。



「別に、何も…」

そう答えながら、あの日のことを思い出す。

瀬戸内は、どこまで見ていたんだろうか。



「隠すことなんかないし…」

あたしはうつむいたままそう言って、ドアノブを回した。