♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「お前、反省してないだろ」

「…本当にすみませんでした」

不満げな視線を送りながら、さっきより大きな声で言い捨てるあたし。

「全然伝わらない。
本気で反省してるんだったら、土下座しろよ」

「あんたね…」

言いかえそうとしたあたしの言葉が止まる。

寮長はドッカっと、あたしの背後のドアをけりつけた。



「わっ…わかった」

暴力反対…

なぜか上目遣いで寮長様のご機嫌をうかがうハメに。

一歩下がって、床にヒザをつく。



「本当に申し訳ありませんでした…」