♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】

「……やっ」

「どうしてほしい…?」

反射的に両手で胸をガードするあたしを見て、冷たく笑う寮長。

「…わかった。
謝ればいいんでしょ?」

思ったより弱々しい声しかでなかった。

実はビビってるのをのを隠して、寮長の視線をまっすぐ受け止める。



「…勝手に寮に入って、すみませんでした」

いろいろ納得いかないことが多すぎる。

あたしは棒読みで、心にもないセリフを言った。