「はぁ!? チビ――ッ!!??」 柊真の素っ頓狂な声が聞こえる。 「なに言ってんだよ、姉ちゃん」 何が起こっているのか、まったく理解できないって感じの声。 そりゃそうだよね。 おウチに帰って、自分の部屋でくつろごうとしたら……。 隣の部屋には、あたしがいました! なんて……びっくりするよね。 信じられなくて、当然。 この隙に……。 逃げちゃおうかな。