汽笛が鳴り響く 最後の五分

夢と希望を抱いて歌った


遥か先の話を思い起こし

ちりにのような笑顔を集める


この列車に乗ればいい

「希望」まで連れてくれるらしい

席はもういっぱいだ

乗れるなら 乗ろうよ


君がいつか歌ううたを僕はちゃんと知ってるから

手を握る暖かさを知らない君はいないから
そんな未来を知ってる僕が君の手を引き寄せた

この汽車が止まる頃に君はきっと笑ってるから




動き出す列車 青い方舟

どこへ行く どこでも行きそうだ

満員列車窮屈に 寂しげな顔は消えてく


君の過去の顔はよく知らない

でも未来はよく知ってる


世界が変わる節目 どこにでもある笑顔はやってくる



時に泣いて笑って忙しく変わる事

時に願って笑いたいと強い気持ちになる

誰だって泣いて願う事を君は笑ってする

その笑顔の奥の気持ちちゃんと届けて伝えてほしい



青い方舟と青い空を見る

二つにこんな差はない

「希望」が終点で始まり

また「世界」へ出掛けるから

手を降ってもいいかな

泣き顔を笑ってくれ

今の君にはそれができるから



ぼくらいつかまた会えるだろう

この「希望」を始めとしよう

僕が終点で終わる時はまた君の「希望」が始まるから

一瞬のその隙間をとんでもない唄で埋めてみよう



君の笑顔の奥の気持ちが解った

微笑むような声で混ぜて言ってほしい

「私もまた未来で待ってる」



汽笛が鳴り響く 最期の五分

次の未来は僕は知らない

君だけが知る世界 僕のための「希望」の世界

次の世界はどんなだろう

「あなたと私が笑ってる」

僕ももうすぐ笑えそうだ



................ブルートレインより