「ハルちゃん、ぬいぐるみ好きだったよね。こういうのは?」
先生が指したのは、巨大な癒し系ネコキャラのぬいぐるみ。
確かにあたしの部屋には、いくつもぬいぐるみが置いてあるけど。
ぬいぐるみってけっこう高いんだよね。
しかもこんなに大きいのだったら2万円くらいしちゃうんじゃ?
「かわいいと思いますけど、もっと小さい手のひらサイズ的なものの方が……」
「そう? なにがいいかな……」
キョロキョロと店内を見回す先生は、なぜだかとっても楽しそう。
そんな顔されちゃうと、ほんとに彼女になった気分を味わっちゃいますよ。
他のお客さんや店員さん。
店内にいる女の人はみんな、先生をちらちら見てる。
あたしみたいなちっこいのが、こんなに間近で奇跡の美貌をおがんじゃってすみません!
ひとり占めしてるみたいですよねごめんなさい!


