「久木先生! ほんとにそっちはいいんです!」
「遠慮しなくていいんだよって、言ったじゃない」
「してません~! お願いですから、別のもので!」
SMUHなイケメンさまに、ケンPの写真集を買わせたりなんて、
あたしにはとてもじゃないけどできません!
だって表紙半裸だし!
本屋のジョニ系写真集のコーナーに、真っ直ぐ向かおうとする先生をなんとか止めて。
あたしは駅前のショッピングモールの、雑貨屋さんに移動してきた。
学校を出てからもプレゼントはいらないって、気持ちだけでうれしいですって何度も言ったんだけど。
久木先生ってばこんなにソフトな雰囲気なのに、意外とガンコで強引で。
とうとう説得することができなかったんだ。


