「猫になりたい猫になりたいってうるせぇのはテメェか?あ?」
――放課後、オレンジ色の教室。
あからさまに疎ましそうな顔をして
私を見るのは同い年くらいの男の子
答えないでいると
私の座っている席の前の机に
エラそうに座って
整った顔を怪訝そうに歪める
「おい何とか言えよ」と
これまた美声なのが腹立つくらい
エラそうにそう言って
組んだ長い脚で私の机の前足をこつこつ蹴ってくる
……ていうか。
「あなた何ですか?」
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