渉はいつものボヤッとした顔で 「ああ、大丈夫だよ 母さんもあれで緊張してたから、少し1人にしてやったほうがいいからさ まあ、立ち話もなんだし、座れよ」 私は渉の言った通り部屋の中央のソファーに腰を下ろした 渉も私の隣に座った 私はさっきのことを謝ろうと思い、口を開いた 「さっきはいきなり、泣いてゴメンね 渉のお母さんもビックリしたよね」