「あらー、ありがとう 私、これ大好きなの」 私もその少し渉に似た笑顔をみていると、自然に微笑んでいた 渉のお母さんは菓子袋を自分の座っているソファーの横に置き 少し厳しい顔で私に向かって言った 「実桜ちゃんは、渉のどこを好きになったの?」 渉がすぐに言った 「やめろよ、母さん 実桜が困るだろ」 渉のお母さんは負けじと答えた