私は一足先に外に出て渉が来るのを待った 携帯の時刻をみると、10時50分を示していた 私は、渉が来る方をただボーっと眺めていた そして、数分すると人影が見えた 近づいて来たのは誰でもない、渉だった 私は渉に手を振った 距離は少し離れていたけど渉も振り替えしてくれた 私は、渉の方に走ってかけだした そして 「おはよー」っとほぼ同時に言い合った