私は起き上がって渉のほうを向いた さっきまでドアの側にいた渉が私の隣に座っていた 私は少し笑いながら渉に言った 「保健室には行かなかったの?」 渉は少し怒ったようにでも冗談ぽく言った 「当たり前だろ! お前のことたった数ヶ月しか見てなくたって お前が具合悪くて保健室に行くのなんて見たことねーよ。 毎回俺と本校舎かこの屋上で寝てんだからよ」 言い終わった後、いつもの優しい微笑みを浮かべてくれた。そして