渉の胸の音が良く 聞こえて私と同じくらい ドキドキしているのが わかってすごく安心した 私は少しだけ顔を離して 呟いた。 「渉… これからも、ずっと 一緒だよね?」 「ん?どうした?」 渉は、少しだけ戸惑った ような声をあげた。 私は、渉の胸から顔を 上げてしっかりとした 目で彼の戸惑った顔を 見つめた。