日菜はとても苦悩の表情で答えた 「そうよ。 実桜は、お姉ちゃんの子よ」 「…………なんで、日菜が」 若菜は消え入りそうな声だった 「お姉ちゃんとお兄ちゃんは今、別々の道を歩いているから…。 そこに実桜はいれないから…。」 「………一体何があったの?」 若菜はいきなりの日菜の言葉に驚いた 日菜は、今まで思い出すことをさけていた過去を必死でほじくっていた。 そして、決心した