「で、仲間数は何人なの?」
「今回は私の単独。だから殆どいないようなものよ」
「えー…あっちは頭数の勝負所なの。いくら翡翠でも疲れるの」
(無理じゃないんだ。疲れるだけなんだ。)
雫は少しムッと翡翠を睨んだ。
「こっちはハリスと雫も使うわ。」
「……まさか、僕もとか…?」
あからさまにじとっと上目遣いで睨むコルダ。
「いらないわ。お前はただほんの少し武器を提供して欲しいのよ。カスタムも」
いらないなどと人に向っていいものかと思うが、本人はさほど気にしていないようだった。
「たしか西川組だったの。狙う豚の」
「やめて、豚が可哀想。」
「で、仕掛けはいるの?」
「サボタージュを少々。あとは正面突破よ」
「無茶をするの。」
「これは、実践練習よ」
翡翠の一言にピタリと動きが止まったコルダ。
ジッと翡翠を見た後視線をそのまま雫に移した。
「なに?」
その視線がどうも気に入らなくて雫は見下すように言う。
「いや、なんでもないの」
コルダは何か考え込むように下を向いた。
「今回は私の単独。だから殆どいないようなものよ」
「えー…あっちは頭数の勝負所なの。いくら翡翠でも疲れるの」
(無理じゃないんだ。疲れるだけなんだ。)
雫は少しムッと翡翠を睨んだ。
「こっちはハリスと雫も使うわ。」
「……まさか、僕もとか…?」
あからさまにじとっと上目遣いで睨むコルダ。
「いらないわ。お前はただほんの少し武器を提供して欲しいのよ。カスタムも」
いらないなどと人に向っていいものかと思うが、本人はさほど気にしていないようだった。
「たしか西川組だったの。狙う豚の」
「やめて、豚が可哀想。」
「で、仕掛けはいるの?」
「サボタージュを少々。あとは正面突破よ」
「無茶をするの。」
「これは、実践練習よ」
翡翠の一言にピタリと動きが止まったコルダ。
ジッと翡翠を見た後視線をそのまま雫に移した。
「なに?」
その視線がどうも気に入らなくて雫は見下すように言う。
「いや、なんでもないの」
コルダは何か考え込むように下を向いた。


