歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤

私はマネージャーのマッスーと一緒に、五十嵐さんたちがいるお店に向かった。


何度もメイクを直し、
何度も服を見直した。



そして、五十嵐さんのキャップを深々とかぶった。






………………
…………
……




「いらっしゃいませ〜」



五十嵐さんに指定されたお店にやってきた、私とマッスー。

そのお店は都内にあるオシャレなBARだった。

店内に入ると、洋楽がかかっている。



「あ、来た来た!」


最初に私たちに気づいたのは紅。

紅はカクテルを片手に、私に駆け寄った。




「sAra.お疲れ〜♪ラジオ聴いたよ!」

「え?このお店…ラジオ聴けるの??」

「うん!ここの店長に頼んで、この店の今曲が流れてるスピーカーから、ラジオチャンネルに設定してもらったんだ〜」