彩良の気持ちが、シュンと落ちていくのがわかる。
「いつ帰ってくんだったっけ?」
『え?……も〜明日だよっ!もう忘れたの!?』
「ああ、そうだった」
『も〜』
「明日何時に帰ってくんの?」
『うーん……多分お昼くらいにこっち出るんじゃない?』
「結構ハードだな」
『ね。昨日今日の撮影もハードだったもん…で、日本に帰ったらツアーの練習でしょ?家に帰れるのは多分夜だな』
「……じゃあ・・」
『ん?』
俺はタバコを口にくわえた。
「明日は寄り道しないで帰って来い」
『え…?』
「じゃあな」
『慶……ちょっ……』
プ――プ――…
一方的に電話を切った俺。
このままだと、ずっと彩良と話しちまう……
本当はずっと話していたいけど……
「いつ帰ってくんだったっけ?」
『え?……も〜明日だよっ!もう忘れたの!?』
「ああ、そうだった」
『も〜』
「明日何時に帰ってくんの?」
『うーん……多分お昼くらいにこっち出るんじゃない?』
「結構ハードだな」
『ね。昨日今日の撮影もハードだったもん…で、日本に帰ったらツアーの練習でしょ?家に帰れるのは多分夜だな』
「……じゃあ・・」
『ん?』
俺はタバコを口にくわえた。
「明日は寄り道しないで帰って来い」
『え…?』
「じゃあな」
『慶……ちょっ……』
プ――プ――…
一方的に電話を切った俺。
このままだと、ずっと彩良と話しちまう……
本当はずっと話していたいけど……



