歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤

クスクスと笑う慶。




「じゃ、じゃあ…慶はこんな騒ぎになること・・」

「わかってたよ」

「!!」


すご(驚)




「パパラッチに気づいたから、お前にキスしたんだもん。その方がインパクトあるなって思って♪」

「・・・(汗)」


「社長からなんて言われるかともかも、大体想像できたし…だから社長から呼び出しくらった時も、あんまり心配してなかったな…」

「……あんたスゴ過ぎや(汗)」


「…なんで関西弁(笑)?」

「ハハっ。でも本当すごいね。私なんか、社長から“別れろ”とか言われるんじゃないかって超ドキドキだったのに…」



つーか、あの時泣いたな私(汗)





「そりゃないだろ。お前の社長だったら当然の答えだよ…だから俺も利用した。」

「……え?」



“利用”って……?




慶は少し間をおいてから、ゆっくりと口を開いた。