歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤

事務所に着き、車から降りる私。




あ……


駐車場には、慶の黒い車が止まっていた。




慶‥もう来てるんだ…




私はマッスーと肩を並べ、事務所の中へ入りエレベーターに乗って社長室へ向かった。










【社長室】


そのドアの前まで来て、なかなか開ける勇気が湧かない。



いくらあんな優しい社長でも…今回みたいなことがあったら、怒るに決まってる。


私はため息をついたあと、覚悟を決めて社長室のドアをノックした。





コンコン


『…はい』


社長の声だ。

声を聞いただけで、胸が張り裂けそうになる。



「…SaRAです」

『…どうぞ』


私はゆっくりと社長室のドアを開けた。





ガチャ…