歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤

車のドアを開け、助手席に乗り込む私。




「…迎えにきた。俺、今日仕事休みだし・・」


枯れた声を出す慶。

それだけでドキドキしてしまう…



「ありがとう…」

「で。用って何…?」




い、いきなりですか!?
まだ心の準備が……



「ぉ…お腹空いてない?どっかでご飯食べようよ!」

「…ああ、いいけど。どこ行く?」

「私、美味しい焼き肉屋知ってるよ!」



私は、この前紅と行った焼き肉屋さんへ慶を連れて行った。







数時間後…


「食ったな…」

「ね♪」


焼き肉屋さんで、一通りのお肉を食べた私と慶。

お腹は膨れ、大満足!


って、私バカ?
これからカレーわたすのに、慶をお腹いっぱいにしちゃってどうすんの!?




「……で?」