【短】甘々すぎるカノジョとカレの(仮)

「ホント、心配かけんなよ。

何か食べたほうが良いって。保健の先生呼んでくるよ」

ベッドの傍を離れようとした俺のシャツのすそを、梨穂がつかんで引き止めた。

「まって…そばに、いて?」

「ん…わかった」

梨穂の髪に指を梳きいれて、少し乱れた髪を撫でる。

いつからか、伸ばし始めた黒髪。

今はもう、肩の下まで伸びてる。


「なぁ…ダイエット、もうやめろよ」

「…うん」

「それ以上、やせる必要なんてねぇから」

「うん」

「太ってても、俺は梨穂が好きだから」

「ホント…?」

「本当。

…まさか梨穂、俺が太った梨穂をキライになると思ってダイエットしてたわけ?」


俺の問いかけに、布団で口元を隠しながら、梨穂が小さくうなずく。