「降りよ、梨穂」

そういってこちらに手を差し伸べる結人。

その姿はまるで王子で。


「……大好きだよ、結人」

「…っ!」

小さくつぶやいたつもりだったのに。


「…ゆいと?」

「梨穂、今日俺んちに泊まって。親いないから」

「えっ?!」

「襲われても文句は言うなよ?


…梨穂が悪いんだからさ」


「えぇぇぇ~…」






苦かったり、甘かったり。


二人の恋はまるでチョコ。


今日も二人は(たぶん)甘あまです❤

      


             【end】