「あ、結人クン、こっちこっち。

今着替えてるから、試着室の前にいって。あたしは店の外にいるから」

「サンキュ」


「百合ちゃん、これ…」

数分後、梨穂が試着室から出てきた。

真城さんじゃなくて俺がいることに驚いた様子。


ていうか…

「梨穂かわいすぎ…」

ミニ丈のワンピは肩は出てるし、透けてるし…

いつものちょっと男物っぽい服もある意味良いけど

こういう…なんていうか、色気、っていうの?

梨穂の姿に呆然としてて、なんか会話してたけど、それもよく覚えてない。


「…っん…んん……っ」


気づいたらキスしてた。

いつもはやさしくするけど、今日はそんな余裕ない。

いつもこんな激しいキスはしないから、梨穂のカオは少し苦しそう。