【短】甘々すぎるカノジョとカレの(仮)

「え~?普通にっていうか、すっごいオイシイよ?」

もぐもぐと口を動かしながら百合ちゃんが言う。

そんなはずは無いと、あたしもたべてみる。

「ほんとだ」

「見た目はラッピングでどうにでもなるし。作り終わったし、買いに行こう」

百合ちゃんのその言葉で、街に。

行くときに執事さんが車で送っていこうとしたから、あたしは丁寧にお断りした。





「百合ちゃん、ラッピングの材料、買いにきたんだよね?」

「そうだよ~あ、梨穂ちゃん、これとか似合いそ~♪」

百合ちゃんがあたしにフリフリのワンピースを合わせてみる。

もうさっきから十着以上、百合ちゃんに(うまくのせられて)脱いだり着たりしている。

全部あたしの私服には無い、”ザ・女の子”みたいな服。

「あの~こういう服は百合ちゃんのが似合う気が…」

「梨穂ちゃん、結人クンとデートするときもジーンズとか、パンツスタイルでしょ」

図星です。

スカートをまず持っていない。