「ふぇっ・・・」 情けない声が漏れる。 「我慢するな」 その言葉でとうとう我を忘れて声をあげて泣いた。 そして、全てを話した。 真司はただ、うなずいて聞いてくれた。 『俺が守るから・・・』 真司がつぶやいた言葉がいつまでも耳から消えなかった。 唯と健にも付き合ったことをご報告した。 ふたりとも自分のことのように喜んでくれた。 こんなに喜んでくれる人がいて、あたしって幸せだなぁ・・・ 深く思った。 生きててよかった・・・