ごまかせない、腫れた目のまま学校に行った。 今日ばかりは偽りの笑顔すらできない。 「おはよ♪どうしたの凛?」 「あ、ううん。大丈夫。」 「元気ないね」 「朝からお母さんとケンカしただけ・・・」 「そっか・・・」 こんなにもあたしのことを考えてくれる唯にも言えないよ・・・ ほんとあたし、バカだな。 ん・・・?なんだ? 机の中に一枚の紙が入っていた。 『凛へ。 放課後、屋上に来て! 話がある。 真司』