家に帰っても何度もセリフが頭をよぎった。 『あーゆー人ほど純粋でさ、腹立つよ』 『そうそう!マジ凛、ぶりっこすぎるしー』 嫌だ・・・ やっぱりあたしの生きてる意味ってないんだね・・・ カッターの刃を腕にあてる。 生きてることを証明する血が滲む。 あたしは弱いな・・・ 些細なことで、また同じ過ちを繰り返すなんて。 涙がどんどん溢れる。 声を殺して泣いた。