Aさんみたく、あたしってやっぱり恋愛できないのかなぁ? だったら、せっかく自分の本当の気持ちに気付いたのに、諦めないといけないってこと? あたしは心に鍵をかけた。 誰にも開けられないよう、頑丈な鍵を——。 これを開けられるのは、お互いを信じ合えて、愛し合える人———。 だから・・・真司を諦めた。 思い出さないように、好きという感情を失くした。 “絶対に、あたしは恋をしてはいけない・・・” 強く、心に誓った。 ———2月8日、寒い日だった。