確信のない約束。【上】




「あたしが?三浦に恋してるの?」
「そうだよ!絶対!」
「あたしが・・・三浦を好きなの・・・?」
「そう!自分で気付いてなかった?」
「ウソ・・・」


あたし、三浦のこと好きなのかな?
実感がわかない。


「まっ。凛は真司くんとメールしてるし、脈アリだと思うよ~」


家でも唯の言葉が耳から離れなかった。


あたしが三浦に恋心を抱いてると唯に言われた日から、少しずつ意識するようになった。
冷たい印象しかなかった三浦だが、ほんとはすごく気さくで一緒にいて楽しい人。