「あ!凛、悪いな」 「なに?」 「俺さ、お返し忘れてたぁ!!」 えー!? なんでよっ。 お返しを期待してたわけじゃないけど・・・ 真司なら覚えてくれてると思ってたのに・・・ ショック・・・ 「そ、そうなの?」 あえての平穏を装ってみる。 「悪ぃ。今度な!」 笑ってごまかすように無邪気に言う真司。 「もぅ・・・」 マフラーをとって、いじけたふりをして、あたしだけちょっと早足で歩く。