「引いた・・・よな?」 「引くわけないじゃん。バカァ・・・」 「凛。ぎゅってして?」 「・・・」 あたしは無言で真司を抱きしめた。 いいのかな? あたしみたいな人が守れるのかな? 「教えてくれてありがと・・・」 「ん・・・」 夕日が沈むまで、ふたりで一緒にいた。 話すとこもなく、夕日を眺めた。 真司・・・ あたしが守ってあげるからね・・・? 傷を癒せるように頑張るからね・・・?