確信のない約束。【上】



そして、中学3年生になり、凛と出逢った。
最初は嫌いだった。
俺の闇を知らないくせに笑顔で話しかけてきて。
ほんとムカつく。


でも・・・凛にも『自傷』という闇があることを知った。
闇があるのにいつも笑顔だった。
例えそれが偽りだとしても、すごいことだと思った。


そして・・・
気付けば凛に恋をしていた——。





「・・・これがほんとの俺」
「真司・・・」