時間は流れ、俺は中学2年生になった。 不登校気味だった。 学校に行くのは、週に1回か2週間に1回。 学校でもそれほど人と口をきかず、暗めな少年だった。 ・・・母親は、不登校気味の俺を叱ることがなかった。 兄貴は高校2年生で、家にはほとんどいなかった。 俺は知らない。 ——家族の温かさを。 ——家族の大切さを。 ——“家族”という意味を。