後ろを降り返り、見た光景……。




それは、華恋の髪がちょうど吹いた風により、なびいている。




そして、風が吹いた瞬間。


華恋は、
瞳から綺麗な涙が一筋、頬に伝っていた。。




それが凄い綺麗な光景だったんだ……。




「華恋、なんで泣いて…っ!?」




華恋はいきなり俺に抱きついてきた…。




「ちょっ//華恋ッ///?!!」




「ねぇ、瀬??」




「……??ん?」




俺は華恋に抱きつかれた姿勢のまま、話に耳を傾けた。




「私ね、ホントは向こうに行くの嫌だったんだ…;;


ちゃんと友達って呼べる子もそんなに居ないし、元彼もいる。。


元彼には向こう行ったら、キッパリ断ってこようって思ってたんだ…。


だけど正直怖かったんだ…;;


私、臆病だから。。


自分が後で傷つくって分かってるから…、どうせ、私は自分が可愛いだけなんだよ…「もう、いい。
華恋は頑張ったよ。。


元彼となにがあったか知らないけど、華恋がそこまで自分を追い詰めてしまうんだったら、行かなかったらいんだよ…。


でも、どーしても行かないといけないんだったら……、




俺も連れてけ。」




華恋、お前はもう頑張ったんだ。




お前は一旦休んで、これからは俺達に頼れ。。




お前は、一人で何十歩先にも進み過ぎなんだよ……。




俺らと一緒に進んで行けば、いいんだ…。