そう決心を強めて、玲音の一人暮らししている家の近くの公園へ来た。




昨日の電話で、ここで待ち合わせをした。




公園には、誰も居なくてシン…と静まり返っていた。




私は、公園の入り口の近くにあるベンチに腰を降ろした。




「あ、いたいた~。
華恋どーしたんだ??急に俺を呼び出したりなんかして…?」




「うん、ちょっとね…。
言っときたい事があって……。」




「言いたいこと??」




玲音は私の座っているベンチに座りながら、私に疑問を投げつけてきた。




「そう、言いたいこと。。
玲音。私ね??
もう一度、東京に戻るんだ。」




「は??
どーして…??」




私からの唐突な答えに、驚いている様子の玲音。




「自分の人生…、
…見つめ直しに行く。」




そうなんだ、逃げてばかりじゃダメなんだ。。





だから、どんなに高い壁が立ちはだかっても……、




私は必ず、立ち止まらず…。



乗り越えてみせるよ。。