玲音の家まで、そう遠くは無い。 「今日で、この景色をみるのも最後か~」 私は海に浮かぶ水平線を眺めた。 また…… ここに戻って来るのは、2~3年後。 それまで、みんなと少しお別れだ。。 「よし、行こ。」 最後の大仕事。 玲音はきっと反対すると思う。 瀬達の分まで背負って、絶対に反対してくるはず。 でも………、 私はもう逃げない…逃げたくないんだ。 現実からも、先生からも……。