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瀬side
キュッ、キュッキュッ
と、音を立てて、
バスケ部の奴らは体育館で練習をしている最中だ。
俺は、日向に
「終わるまで待ってて~?」
と言われ、今現在日向が終わるのを待っているわけ。
「ふっひゃー!!
練習キツい、キツい;;」
「終わったのかよ??」
「いや、みんな今休憩中ww」
そう言って日向は、俺が座っていた隣、
一番最後の階段に座りこんだ。
「ここ涼し~♪」
「あぁ、女子が色々と煩いから、いい場所探してたらあった。」
「瀬ちゃんやるねーww」
「その呼び方止めろ。」
日向が水で濡らして冷たくなってる、タオルを目元に置いて、コンクリートの上に寝転がった。。
「日向、髪ビショビショ…」
よく見ると、ちょっと長い髪が下辺りで結んであった。
「え~、マジ?
…うわっ、マジだ;;」
自分では気付いてなかったらしくて、結んでいる髪の先を触っていた、日向。
「“華恋”から貰ったゴムなのに、汗で濡れちゃった~?;;」
「………」
俺は、日向に対して無言を突き通した。