「あれ?
日向達は??」




二人が居ないのが不思議に思い、百合に問い掛けた。




「練習もうすぐで終わると、思うけど。
日向はバスケ部の助っ人してくれって頼まれたらしいよ??


で、瀬は日向終わるの待ってる筈だよ??」




「そうなんだー」と相槌を打った私。




「あ、そうだ百「華恋!」




百合に話掛けようとした瞬間に、低い声に遮られた。




「っ……」




「華恋…??
あの人、誰…?」




声で分かってしまうなんて。。




馬鹿げてる。




最悪だ……




「華恋ッ!!」




その声の主は私に近づいて来た。




「華恋っ?!
あの人、こっち来てるよ…;;」




百合が私の背後に身を隠した。




百合に怖い思いさせちゃってるな…




ごめんね、百合。。