「恋……華恋…。」




ゆさゆさと私の体を揺らす誰か。。




「ん~…??
だ…れ……?」




寝起きで、
目がぼやけててよく見えない……。




「起きろ、華恋。」




この声…。




「……里利…っ、」




懐かしい夢を見た。。




私と里利が付き合って
1年経とうとしていた時……、




デートの帰りに雨が降ってきて…、
帰れそうにないからって。。


初めて里利の家に泊まらせてくれた……。




里利は私に手出すって思ってた。




だけど、里利は私が「初めてだから怖い」って言ったらやめてくれたよね……??




だけど、私は里利が我慢してるって思ったから、「でも…、里利となら怖く…ない…よ…。」って言ったら……。




里利は真面目な顔して、




「華恋は大切なんだ。
だから、華恋の心の準備が出来たらね??


焦らなくても、俺らはずっと一緒なんだから…。
いつか、必ず一つになれるよ。」




そう言った後、
いつもみたいに優しい笑顔作って笑ってくれた。。




その夜は、何にもせずに……。


ベッドで二人、抱きしめ合って寝たんだ。



そして、次の日は。。


私に優しく声をかけて起こしてくれたっけ…??




本当に……、
大好きだった…。




里利………?




もしかしたら…ね……??




私はまだアナタの事を…、




心の隅では好きって言うカケラが残ってるのかもしれない……。




でも、もう…。


本当の…っ、



__________サヨナラをしよ…??