「俺何すればいいの? なぁ龍ー」



龍に聞こうと呼びかけたそのとき―――



ドンッ!!



「きゃっ」



誰かとぶつかったしまったようだ



「すみません」



やっちゃったよ



ぶつかった子はまだ小学生くらいの女の子だった



「ごめんね、大丈夫?」



俺は手を差し伸べる



「あ…ありがとう」



その子が手をとろうとした瞬間



バチンと手をいきなりたたかれた